本年度の森林緑化作業も無事終了しました

 平成21年に佐用町を襲った大洪水(無くなった方20名)の被害から町を元気にしようと戦国時代の織田と毛利の合戦のあった上月城から尾根道を切り開き作り始めた遊歩道つくり、タイミング良く平成26年からは兵庫県の森林緑化事業の補助金を受けることが出来、おかげで遊歩道を広げるも出来「上月城跡:歴史と自然の遊歩道」としても知られるようになり町おこしに貢献できたのではと思っています。

 その県の本年度の森林緑化に伴う森林整備の多くのボランティアの参加で無事終了することが出来ました。

 そして本年度は利他村周辺の森林整備をしたことで沢山の薪の確保ができ助かっています

IMG_0360

 

「はぜ掛け」による天日干しまで完了です

 今の田んぼ風景では見ることが無くなっていますが、農業機械がなく辛うじて手に入ったバインダーも期待どうりに働いてくれず、利他村ダーチャは人海作戦での稲刈りと「はぜ掛け」による天日干しが今回の作業でした。

 秋の日差しの下で天日干しをすることでアミノ酸と糖の含有量が高くなり、稲を逆さまに吊るすことで、わらの油分や栄養分、甘みが米粒におり、「天日干しのお米は機械で乾燥したお米と美味しさが全く違うよ!」との話に気を良くしたまでは良かったものの暗くなるまでの作業には仲間の皆さん本当にお疲れ様でした。

  おっかなびっくりで始めたお米つくりに稲穂が答えてくれています

 素人集団が無農薬無肥料で始めた「おっかなびっくり」の「お米つくり」も秋と共に稲穂がしっかりと実り、後は人海戦術での手作業で10には稲刈りそして昔ながらの天日干しの乾燥と11月には「自分たちで作った新米のお米を食べよう!」との仲間の夢が実現するのを心待ちにしています。

 近くの農家さんも「週末は田舎で農園暮らし(ダーチャ)」に集う都市部の人が始めた昔ながらの米つくりを心配しながらも好意的に見守って頂いていますのでなんとか期待に答えられそうホッとしています。

 またコロナ後は世界的な不況と各国からの食料の輸入が滞ることを危惧して「自給自足を目指す」と意気込んでしていますので少し足がかりが出来たのではと思っています



[行燈まつり」を楽しむ

 雨の多かった7月から一転8月は晴天が続く暑い暑い夏、無農薬栽培の利他村農園は活きよい良く伸びる「雑草との戦い」です。

 しかし夏には夏祭りがあります、利他村のある佐用町も「コロナでイベント全面中止」と少々がっかりしていましたが、大型耕運機で助っ人して頂いた「皆田和紙保存会」の「21年の大洪水で被害に遭った方への鎮魂を兼ねて毎年開催している行燈まつり」は続けたいとの思いにお返したいとの思いもあり協賛として参加させて頂きました。

 当日は利他村の農作業は午前中で終了し、午後から行燈まつりの準備をさせて頂き夜は関西屈指のシャンソン歌手山田直毅さんの歌と行燈の灯火にうっとりしながらの田舎でのお祭りを楽しみました。

上月行燈まつりの準備から行燈の夕べの写真集です、ご覧ください

http://ele-craft.com/photo/andon/

新型コロナ後の利他村は!

未知の新型コロナウィルスは第2波感染期に入り変異するウィルスにあってワクチンや治療薬の開発もいたちごっこが予想されていますのでおそらく2から3年収束するのは難しく、そうなると確実に世界的な経済不況(大恐慌)になり「命の心配」と「生活の心配」が増すだろうと思っています。

 もちろん過去に何千万人の死者を出した黒死病やスペイン風邪も人類は乗り越えてきましたので今回の感染症も経済恐慌も必ず乗り越え新たな世界を創ることは確実だろうと思っています。

 とは言え、まずは今回の感染症に対しては国一丸となって「命を守る」ことを最優先に「検査と追跡と隔離施設の確保」と「感染者の隔離」を徹底し乗り越えるしかないと思っています。

 残念ながら現政権は「誰もつけないアベノマスク」や「感染拡大中のGOTOキャンペーン」・・・と的の外れた施策にあっては苛立たしさを超え怒りさえ覚えます。。

 独裁国とは異なり民主主義国の我が国にあっては国民に「三密とマスク」を促し「感染者数の報告」するだけなく「検査態勢と感染者や受入病院・施設の確保の取り組み」について納得する充分な説明と説得がないとダメで「国難の今の時期」に国会を閉めるなどただただ唖然とするばかりです。

 ・・・・と現政権への不信や怒りを言っても「命の心配」も「生活の心配」も無くなることもなく、私たちは自己防衛として「命」については自己免疫力を高め「生活」については最低限「食と住まい」の心配を無くす準備をしないとと思っています。

 特に「生活の心配」についてはコロナを契機にに「倒産失業」が増えるのは必至で、仕事のあり方自体も「テレワーク化」やAI(人工知能)やIOT(もののインターネット)そしてAIロボットの進化によって大きく変わるのは確実で、さらに「管理者のいないブロックチェーン」は確実に社会構造を変えることが予想されますから仕事や働き方そのものも変わり「生活の心配」は増えるだろうと思います

 当然に、そのような「倒産失業」や「社会的構造による生活破壊」に対して「ベイシックインカム」のような制度によって最低限の生活はできると思いますが、長い人生それだけでは新たな時代に適応した「人間らしい安心した生活」は難しいのは言うまでもありません。

 利他村では「コロナ」を弾みに古い社会から新たな社会に変わることを所与としてて新たな時代に相応しい働き方と生き方については仲間と共に探求し試行錯誤しながら取り組もうと思っています。

 特に新たな時代は高度な通信技術とAIの時代でもありますので当然にそれを活用してゆくことを前提にして何と言っても「食の安心」が生活の豊かさの基本ですので利他村では「半農(自給自足)半X(年金や自分に合った仕事)」を基本のライフスタイルにしたいと思っています。

 そして、新たな時代の生活の拠点は「自然と共生」できる田舎と思っていますので移住やダーチャ(週末田舎暮らし)に集う仲間で老・壮・青・幼のバランスのある共同体(ビッレッジ)」を夢にして取り組もうと思っています。

 今回の新型コロナは古い流れのを終演させ新たな文明(時代)の流れを加速させるものとしてポジティブに考えチャンスしてゆこうと思っています。

雑草との戦いの始まり

 田植えも終えもち大豆の種まき終えてホッとする間無く梅雨は雑草には嬉しい季節、なおさら無農薬無肥料ですので雑草の思うまま!覚悟していましたが「昔の農家の人のご苦労」をしみじみ痛感した7月の利他村ダーチャの作業でした

今では見られない昔ながらの田車での雑草除去作業です

「田植え」そして備蓄用の「もち大豆」代替食として「真菰」の植え付けをしました


農繁期の5月中旬から毎日曜日に利他村ダーチャの仲間が集い、新たに借りた田(第3・第4農地)の耕しから水張そして代掻きそして6月14日(日)に田植え(約1反)を体験しました。

地元の農業をしている仲間の指導の下に皆素人ばかりの仲間が泥で足が抜けないなどしながら楽しい田植え体験になりました、

次に21日(日)には新たに借りた畑(第5農園)に地元特産の「もち大豆」を植え秋には「もち大豆みそ」を作る予定です。

また目高にある第2農園では、縄文時代の稲作が始まるまでに人々の常用食でもあり、菰葺の屋根に使ったり、しめ縄のような祭事につかったりしていた「真菰」を仲間の知人から分けてもらい水田をつくり株を植え付けをしました。

コロナ後には大恐慌になると言われ、そうなると当然に海外からの食料も入らなくなります。まだ深刻さはそれほどではなく「何とかなる」と思っている人も大いとは思いますが「ゆでガエル」にはなりたくないと思ってる利他村ダーチャの仲間ですので、少なくとも自給用の農野菜は準備しておこうと仲間で話し合っています。

みんながリーダーの共創共生のコミュニティー(ビレッジ)を目指して

 5月は新たにシェアーハウス(古民家)が出来、新たな田んぼ1反と畑約200坪を借り、メンバーも地元の農業仲間の参加を含め20名近くなり、仲間の個性と得意分野を活かして「古民家再生プロジェクト」「米つくりプロジェクト」地元特産のもち大豆を無農薬で栽培し加工品をつくろうと「もち大豆プロジェクト」里山に育つ野草を探求し育成しようと「野草研究プロジェクト」が発足するなど活気ついています。

 コロナ後に大きく変わる新たな世界に相応しいコミュニティー(ビレッジ)への夢を共有して新緑と共に新たな活動が始まっています。