現在農家で栽培している農野菜の種のほとんどはF1種(一代限りの種)で、そのF1種は害虫の被害を受けないために遺伝子組み換えや農薬が施されるなどで確かに収穫量など増えることで農家では毎年種業者から種を購入するのが普通になっており自家採取した固定種(在来種)で栽培している農家はいまでは全体の3パ-セントといわれています。
しかもそのF1種の種は外国の大手種業者から購入しており、TPPを批准した日本では今後農地が外国資本に買われ、その農地で遺伝子組み換えと農薬により生産量を増した農産物がス-パ-に並ぶようになり、昔ながらの固定種で栽培された農作物を口にすることが出来なくなるばかりか、外国資本の圧力もあって固定種を採取すること自体を禁止する法律も予定されいると聞いています。
現在田舎では昆虫の40パ-セントが絶滅しており、利他村でも10年前では蜂やトンボが数多く飛んでいたのが今では数匹しか見ることが出来なくなっておりその原因はまさしく農薬です、そしてさらに今から種の取れないF1種で栽培された農野菜しか食べられなくなるようなことを想像すると末恐ろしく不気味な感じさえします
このような将来不安をもって危惧していましところ、今年に入り「固定種を育て無農薬の農業を日本に広げよう」とのすばらしい提案のもとに活動を始めた「はこぶねコミュニティ-」に出会い早速説明会に参加し即メンバ-に入りました
さっそく、代表の坂の上零さんから貴重な固定種の種を分けてもらい育てることにしました、農業には素人である利他村にとって責任重大ですがインタ-ネットなどで成長過程の時点時点で育て方など学びながらがんばろうと思っています